米海軍佐世保基地で「公衆衛生命令」違反 従業員らに行動制限

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、国内の米軍基地施設で「公衆衛生非常事態」が宣言される中、米海軍佐世保基地の従業員らが、基地内外の飲食店での食事を禁じるなどした「公衆衛生命令」に違反したとして、14日間の行動制限措置を受けていたことが19日分かった。
 同基地は4月以降、所属する隊員や軍属らの健康を守るため基地の内外に関わらず、飲食店での食事を禁止している。
 米軍準機関紙スターズ・アンド・ストライプスによると、同命令に「複数人の民間人(基地従業員)が違反した」とみられる。これとは別に、4月、同基地の従業員2人が基地外のバーに滞在していたことも分かったという。
 同基地は違反者に対し、14日間の行動制限を義務付け、新型コロナの感染の有無を確認する。公衆衛生非常事態宣言は6月14日までの予定。

 


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