陸自対馬駐屯地 隊員ら103人献血 新型コロナで血液不足

献血バス内で採血を受ける隊員=陸上自衛隊対馬駐屯地

 新型コロナウイルスの感染拡大で全国的な献血不足が懸念される中、対馬市厳原町の陸上自衛隊対馬駐屯地(司令・山口勝1佐、約400人)の隊員ら103人がこのほど、県赤十字血液センターの巡回献血に応じた。
 同センターによると、九州地区ではいずれの血液型でも400ミリリットル献血と、成分献血が不足している。
 同駐屯地ではこの日午前、200ミリリットルと400ミリリットルの献血に対応した献血バスが到着。午前中に53人、午後には山口司令を含め50人がいずれも400ミリリットル献血に協力し、計41.2リットル分の血液を採集した。同駐屯地は「新型コロナで血液が不足していると聞いているので、次回も積極的に協力したい。献血によって一人でも多くの命を救うことができれば」としている。


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