長崎県壱岐市を除く県内多くの公立高や特別支援学校で8日、入学式があった。新型コロナウイルスの感染防止のため風通しを良くした体育館で、マスク姿の新1年生が新たな一歩を踏み出した。
中高一貫の県立長崎東高(長崎市立山5丁目、鶴田栄次校長)は、中高合同で実施。高校に281人、中学に120人が入学した。感染防止策として来賓や在校生は出席せず、生徒1人の保護者を1人に制限した。体育館の窓を開け、新入生は隣と間隔を広めにした椅子に座った。
中高の新入生代表2人はマスク姿で「誇りを持って学業に励む」と宣誓。中高それぞれの代表あいさつもあり、松浦実継さん(15)は「世界の人々が協力して困難を乗り切る姿が、国際社会で貢献したいという気持ちを奮い立たせてくれる。自分を磨き、悔いの残らない高校生活を送りたい」と述べた。
本年度は公立高と特別支援学校合わせて約9300人が入学。壱岐市内の県立3校は19日まで休校する。
公立高、特支で入学式 「誇り持ち学業励む」
- Published
- 2020/04/09 12:02 (JST)
- Updated
- 2020/04/09 12:56 (JST)
© 株式会社長崎新聞社