長崎県内小中学校で始業式 コロナ警戒継続 壱岐市は休校

廊下との仕切り壁を外した教室で新学期に臨む子どもたち=長崎市立山里小

 壱岐市を除く長崎県内多くの公立小中学校で6日、始業式があり、3月の臨時休校から学校生活が再開した。新型コロナウイルス感染症への警戒が続く中、児童生徒は「早く普通の生活に戻れますように」と願いながら新学年を迎えた。
 長崎市立山里小では、体育館の窓を開けて換気を徹底し、児童らの間隔を広くして座らせるなど感染防止策を講じた。山崎直人校長は「ウイルスとの闘いは世界中で続いている。油断せず、『正しく怖がる』ことを忘れずに」と呼び掛けた。
 児童代表の5年、大石雅巳さん(10)は「当たり前の日常がとてもすばらしいことと気付いた。早く元通りの生活に戻れることを願う」と述べた。校歌斉唱はしなかった。各教室は廊下との仕切り壁を開放して通気性を確保。広々とした教室で、子どもたちは新しい教科書に笑顔を見せた。
 壱岐市内の小中学校は、12日まで臨時休校になっている。

 


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