「にゅうがくおめでとう」メッセージ添え 川棚3小学校の新1年生にマスク120枚

溝川校長(右)に手作りマスクを手渡す琴尾会長ら=川棚小

 長崎県東彼川棚町の手芸クラブ「レモンスター」(琴尾スミ子会長、16人)は3日、「児童の新型コロナウイルス感染拡大防止に役立ててほしい」と町内三つの公立小学校に手作りの布マスク計約120枚を贈った。
 全国でマスクの供給が不足する中、「簡単な布マスクであれば、みんなで作って、子どもたちに配れる」とメンバーの1人が発案。2日に臨時で集まり、町内の新小学1年生111人(1日現在)分に予備を含めた約120枚を仕上げた。1枚1枚袋に包み「にゅうがくおめでとう」のメッセージも添えた。
 同町中組郷の町立川棚小(溝川浩校長、369人)には、琴尾会長とメンバーの頴原美代子さんが訪れ、手渡した。溝川校長は「地域のつながりのありがたさを感じる」とお礼を述べた。町内3小学校は新学期が始まる6日に再開する方針。8日の入学式は規模を縮小して開く予定。

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