在日米軍の士官 茶道を体験 佐世保で初の「プログラム」 佐世保で初の「プログラム」

お茶のいただき方を教わる参加者=長崎短期大

 在日米軍の陸海空軍・海兵隊の士官クラスの有志21人を対象に、日本への理解を深めるための「在日米軍オリエンテーションプログラム」が2月27日、長崎県佐世保市内であった。
 外務省が1995年から毎年、東京都などで開いている。佐世保では初めて開いた。
 参加者は長崎短期大(椎木町)で茶道を体験した。振り袖を着た学生が、点前を披露した後、参加者は、お茶をたてることに挑戦。学生に教わりながら、お茶のいただき方、和室での振る舞いを学んだ。
 その後、佐世保市役所を訪れ、市から米海軍佐世保基地との友好関係や米海軍佐世保弾薬補給所(前畑弾薬庫)の移転・返還などについて説明を受けた。
 横田基地に所属している米空軍のナタリー・シュネー少佐は「日米同盟の仕組みを理解し、安全保障をさらに進めるための議論の足場ができたと考える」と話した。

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