新型肺炎 中村知事「予防対策徹底を」

新型肺炎への県の対応などについて会見する中村知事=長崎県庁

 中村法道知事は28日、長崎県庁で会見し、県民に新型コロナウイルスへの感染予防対策の徹底を呼び掛けた。長崎県主催のイベントは3月15日まで中止や延期、縮小するとした。感染拡大を防ぐため、県職員の時差出勤やテレワーク(在宅勤務)を推進する。
 中村知事は「今が健康被害を最小限に抑える上で極めて重要な時期」と述べ、手洗い、せきエチケットの徹底のほか、発熱などの症状がある場合は外出や出勤を控えるよう求めた。事業所には従業員が休みやすい環境づくりやテレワーク、時差出勤を要請する。不要不急のイベント自粛も呼び掛けた。
 感染拡大の影響を受けた中小企業については、利息や保証料が低く抑えられる融資制度「緊急資金繰り支援資金」の対象とする。3月2日から県経営支援課などで相談を受け付ける。同課(電095.895.2651)。

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