子ども宅食スタート 諫早のジスコグループ 20世帯追加募集

諫早、大村、雲仙各市でスタートした「子ども宅食」

 長崎県内などで不動産、ホテル業を営む諫早市のジスコグループ(徳永耕一社長)は、諫早、大村、雲仙各市の子どものいる家庭に宅配方式で食材を提供する「子ども宅食」を開始した。ひとり親家庭や貧困世帯を支える事業として全国的に広がりつつあるが、県央地区では初めて。
 同グループは社会貢献事業の一環として、3市や島原市での子ども食堂や就学資金をサポートする子ども支援基金を実施。子ども宅食は昨年9月から、4世帯で開始した。米や肉類、野菜、缶詰などの食材を月2回送り、食べ盛りの子どもがいる家庭などで好評という。
 さらに、諫早、大村、雲仙各市の3~15歳の子どもがいる最大20世帯を募集している。選考後、4月から1年間、月2回、1世帯につき計1万円程度の食材を届ける。返済不要。
 同グループは「子どもたちの健全な成長の助けになりたい」としている。応募は専用ホームページ(http://www.jisco-group.net)。電話(090.9104.2033)での問い合わせも可。締め切りは3月6日。

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