表情豊かなひな人形が200点 五島・空き店舗

保育園児たちが作ったひな飾り=五島市中央町

 長崎県五島市の福江商店街連盟(佐々木直人会長)は、新栄町通り商店街の空き店舗で、市内の保育園児が作ったひな人形約200点を展示している。28日まで。
 空き店舗を活用し商店街の活性化につなげようと、10年以上前から毎年開催している。今年は文化、幼徳、鷺浦、善教寺、聖マリアの5保育園と、市商工雇用政策課が協力した。
 会場は、普段買い物客らの休憩場所として使われる旧福江メガネセンター(中央町)。人形は折り紙や紙コップ、牛乳パックなどで作られており、保育園によって壁掛けタイプや卓上タイプなどさまざま。女びなと男びなの顔は、園児一人一人が表情豊かに描いている。
 佐々木会長は「親子で作品展を見に来てもらうことで、少しでも商店街のにぎわいにつながれば」と期待を寄せる。

© 株式会社長崎新聞社