特殊詐欺に気を付けて 稲佐署が最後の啓発活動

中根署長(右)らが、通行人に特殊詐欺への注意を呼び掛けた街頭キャンペーン=長崎市曙町

 稲佐署は14日、年金支給日に合わせて高齢者を中心に特殊詐欺被害への注意を呼び掛ける街頭キャンペーンをした。同署は3月末で閉署するため、最後の啓発活動となった。
 中根純一郎署長や稲佐校区連合自治会、地域安全サポーターら計約20人が参加。長崎市曙町の十八銀行稲佐中央通支店周辺で防犯チラシなどが入った袋計200セットを配った。
 同署によると、昨1年間で管内の特殊詐欺被害認知件数は4件、被害総額は計約2200万円。手口はいずれも架空請求だった。
 中根署長は「被害防止策として、地道ではあるがこうした声掛けは大事。閉署後も、長崎署などの管内として被害抑止に努めていくので、住民の方々には安心していただきたい」と呼び掛けた。

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