BSL4関連経費 44億円予算案計上 文科省が連絡協で報告

 長崎大が長崎市の坂本キャンパスで建設中の感染症研究施設「バイオセーフティーレベル(BSL)4」について、周辺自治会の代表や有識者らが意見交換する地域連絡協議会が7日、同キャンパスであった。文部科学省の担当者は、国の2020年度予算案に関連経費約43億8千万円が概算要求通りに計上されたことを明らかにした。
 関連経費のうち施設整備費は約40億4千万円。同大によると、施設は地上5階建てで、総工費は約75億5千万円。昨年1月に着工し、現在は1階部分の柱や壁など骨組みを建設する工事が進んでいる。試運転を経て21年7月に完成する予定。

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