長崎モチーフにランタンをデザイン 活水女子大生 2月8日60個配布

優勝した「MYCT」のメンバーが考案したランタンのデザイン=活水女子大新戸町キャンパス音楽ホール

 「手持ちランタンをデザインして中華街、長崎を盛り上げよ!」-。活水女子大の1年生を対象とした「キャリアデザインセミナー」発表会の上位3チームがデザインしたランタン各20個が、長崎ランタンフェスティバル期間中の2月8日午後、長崎市新地町のホテルJALシティ長崎で配られ、長崎の街を色鮮やかに彩る。
 セミナーは、同大が問題解決力やリーダーシップなどの向上を目的に、本年度開講。教育や研究分野の連携協定を結ぶ日本航空が協力した。1年生309人は4~5人の班に分かれ、週に1回の授業を通して中華街の現状を分析し、長崎の活性化策などを考えてきた。
 発表会は18日、長崎と大村の二つのキャンパスで開催。このうち、長崎市新戸町3丁目の新戸町キャンパスでは、54チームのうち予選を通過した9チームが発表した。
 各チームはそれぞれ、中華街に来てほしい客層を設定し、撮影ポイントを記した地図などを紹介。ランタンのデザインでは、龍踊(じゃおどり)や平和祈念像、ビードロなど長崎を象徴するものをあしらったものを発表した。
 同キャンパスの1位は、中華街を起点に東西南北にある唐八景公園のハタ揚げや帆船、大浦天主堂、眼鏡橋などをデザインに取り入れた「MYCT」。「地元の人には長崎の魅力に改めて気付いてほしい、観光客には長崎に足を運んでほしいという思いで制作した」という同チームの相楽桃花さん(18)=国際文化学部=は「より学びを深めて、長崎のよさを外部に発信できるような活動をしていきたい」と話した。

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