桜を見る会文書 取り扱いに抗議 長崎県報道機関OBら声明

 首相主催の「桜を見る会」招待者名簿を巡る政府の行政文書の不適切な取り扱いについて、報道機関OBらでつくる「言論の自由と知る権利を守る長崎市民の会」は15日、安倍政権に抗議する声明を発表した。
 声明文では招待者名簿の廃棄問題のほか、2018に森友学園への国有地売却を巡り、財務省が決裁文書を改ざんしたことや、17~18年の防衛省の日報隠蔽(いんぺい)問題などにも触れ「民主主義の根幹といえる『情報の適切な開示』をないがしろにし続けている」と批判。
 同会の関口達夫事務局長は「公文書は政策決定の経過が分かる財産。明らかにする義務があるのに、国民の知る権利が無視されている」と話した。
 同日、声明文は首相官邸に郵送した。

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