人材不足に悩む介護現場の負担軽減策を考える「介護ロボットセミナー」が20日、県庁であった。介護ロボットを展示し参加者が利用体験したほか、導入事例が紹介された。
介護支援用ロボットの導入を促進している長崎県などが主催。県内の介護事業所などから約100人が参加した。
県の担当者は介護人材が2025年度に約3300人が不足すると推計を報告。人材確保に向け、介護ロボットやICT(情報通信技術)の導入を支援する取り組みを紹介した。
介護支援用ロボットは、赤外線センサーなどで入所者の動作を把握する見守り支援型や、腰に装着する介護支援用などがあり、9事業者が会場に展示。鹿児島県内の事業所が導入事例を報告した。
腰に装着する介護支援用ロボットを体験した障害者支援施設「長崎リハビリテーション」の理学療法士、山中誠悟さん(35)は「同僚を抱えてみたが、腰が楽だった。職員の負担軽減になる。導入を検討したい」と語った。
介護ロボ 普及促進を セミナー、導入事例紹介 長崎県庁
- Published
- 2019/12/24 10:47 (JST)
- Updated
- 2019/12/24 12:15 (JST)
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