陸自水陸機動団の初代団長 青木陸将補が離任

青木伸一陸将補

 防衛省は13日、陸上自衛隊水陸機動団(団本部・相浦駐屯地)初代団長の青木伸一陸将補(53)が離任することを発表した。水陸機動団は離島防衛を主な任務とする。青木陸将補は態勢づくりに加え、地域住民の理解を深めるため行事に積極的に参加するなど、機動団の礎を築いた。
 青木陸将補は宮崎県出身で防衛大卒。西部方面総監部幕僚副長などを歴任し、2018年3月27日付で団長に着任した。米海兵隊との実動訓練「アイアン・フィスト」など国内外の訓練を通して練度を向上。崎辺分屯地の開設に伴う離島防衛の拠点としての態勢づくりを進めた。地域住民とも積極的に交流し、発足間もない機動団の存在感を示した。
 青木陸将補は「一からつくり上げてきた実感があり、充実した勤務だった。皆さんが温かく受け入れてくださったことに心から感謝する」と述べた。
 青木陸将補は20日付で、陸自富士学校(静岡県)副校長兼諸職種協同センター長に就く。後任は西部方面総監部幕僚副長の平田隆則陸将補。

© 株式会社長崎新聞社