高齢者の交流の場に 福祉関係者らフリースペース開設

デュエットを楽しむ参加者=長崎市、フリースペース「メイドノミヤゲ」

 福祉関係者らが長崎市大鳥町の民家を借り、フリースペース「メイドノミヤゲ」を開設した。「冥土の土産になるような一日を過ごしてほしい」というコンセプトで、高齢者らが集い交流するイベントを開催していく予定。
 「メイドノミヤゲ」は社会福祉士などの資格を持つ山口明子さん(49)を中心に、ケアマネジャーやピアノ講師らが運営。1日は手始めに1960年代のヒット曲「銀座の恋の物語」を歌うイベントがあり、9人が参加した。
 奈良県のボイストレーナー、田中祥元さん(51)が「歌えば血行が良くなる」と発声や歌を指導。参加者は次々とマイクを握り、デュエットを楽しんでいた。
 この日は65歳以上は参加費無料。同市の椎井弘二さん(67)は「いくつになってもわくわくするには好奇心を持つことだ」と話した。今後はお茶会や忘年会を予定している。

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