妊娠・出産支援訴え ホワイトリボンラン 3月雲仙で開催

ホワイトリボンランへの参加を呼び掛ける林田さん(中央)ら事務局メンバー=雲仙市、雲仙温泉街

 女性の妊娠、出産環境の改善を訴えて走るチャリティーイベント「ホワイトリボンラン2020」が来年3月1日、長崎県雲仙市の雲仙温泉街で開催される。国際女性デー(3月8日)に合わせて全国一斉に走るイベントで、県内開催は初めて。
 白いTシャツを着て走るのが特徴で、世界各地で開催。国内では公益財団法人ジョイセフ(東京)が2016年から実施している。雲仙会場では、温泉街や地獄などを巡る約3キロのコースを予定。走るのも歩くのも自由なイベントで、誰でも参加できる。
 雲仙事務局の林田亜紀子代表は「男女問わず同じ目的を持って走る楽しさを、雲仙の自然とともに感じてほしい」と、参加を呼び掛けている。
 世界保健機関(WHO)などによると、世界で1日に約810人の女性が妊娠や出産、中絶が原因で命を落としているという。現状を知ってもらおうと、国内では来年2月29日~3月8日の間、東京や大阪など全国20カ所以上でホワイトリボンランをする。収益の一部を発展途上国の女性支援に充てる。
 雲仙会場の参加費は25歳以上3300円、中学生以上2500円、中学生未満1500円(別途手数料200円)。参加者全員に公式Tシャツが送られる。1月22日締め切り。同イベント公式ホームページから申し込むか、雲仙温泉観光協会でも受け付ける。問い合わせは同協会(電0957.73.2233)。

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