三菱重工長崎は3位 ラグビートップキュウシュウA最終節

【三菱重工長崎―日本製鉄八幡】後半27分、三菱重工長崎のロック森下(左)が逆転トライを決める=長崎市総合運動公園かきどまり陸上競技場

 ラグビーのトップキュウシュウAリーグ最終節は1日、長崎市総合運動公園かきどまり陸上競技場などで行われ、三菱重工長崎は日本製鉄八幡に19-15で競り勝った。この結果、通算成績3勝2敗(勝ち点13)の3位で今季を終えた。

 三菱重工長崎は前半3分、WTBシオネがラックサイドを突いて先制トライ。そこから29分までに2トライを許して5-10で折り返した。後半も4分にトライを奪われて5-15とリードを広げられたが、その後は縦に出ながらボールをつなぎ、25分にフランカー山道、27分にロック森下の連続トライ(2ゴール)で逆転した。

 ■「来季につながる勝利」

 Aリーグの三菱重工長崎が今季最終戦を白星で飾って3位と健闘。昨季は4位でBリーグとの入れ替え戦に回ったが、そこからしっかり巻き返した。田中監督は「今季はチームの目指すラグビーができた。勝って終われて、来季につながる」とホッとしていた。

 通算2勝2敗で迎えた日本製鉄八幡戦。前半早々に先制トライを奪った後、攻め込んでも取り切れない場面が続いた。その間に、相手が強力FWを軸に流れをつかんで後半4分までに3トライ。10点を追う展開となったが、選手たちは気持ちを切らさなかった。FW、バックス一体の連続攻撃から2トライを連取して逆転に成功。最後は相手の猛攻を耐え抜き、勝ち越しの3勝目を挙げた。

 今季、チームで磨いてきたのは、フェーズを重ねてトライを取り切るアタック。この日の後半は、その成果を出せた。主将のSO西は「やってきたことを継続できれば、チームとしてもう一段階上へいける」と来季への意気込みを口にした。

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