900人の聖歌隊、練習に熱 今月24日のミサで披露

ローマ法王が執り行うミサに向けて熱心に練習する聖歌隊=長崎市、浦上天主堂

 ローマ法王フランシスコが24日、長崎市松山町の県営ビッグNスタジアムで執り行うミサで聖歌を担当する県内のカトリック信徒らによる聖歌隊の練習が、熱を帯びてきた。 聖歌隊は小学1年生から90歳代まで総勢900人。練習は9月下旬に始まり、通常は長崎、佐世保、上五島など5カ所に分かれて実施している。ミサ当日は法王訪日の公式聖歌「すべてのいのちを守るため」など28曲を披露する予定。
 17日は長崎市内のメンバー約450人が本尾町の浦上天主堂に集合。指揮者の平本義和神父(56)がテンポや強弱、息継ぎなどを指導し、美しいハーモニーが響き渡った。23日にビッグNで最終リハーサルをする。
 平本神父は「会場全体を包み込み、参列する人々を誘い込む聖歌を披露したい」と意気込んだ。純心女子高3年の真辺明歌さん(17)は「歌を通して平和の祈りや日々の感謝を伝えたい」と話した。

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