介護のイメージアップを 17日、長崎県庁でイベント

 「介護の日」(11日)にちなみ、県は啓発イベント「いいね、いいまち、いい介護inながさき」を17日午前11時から県庁で開く。介護職の人材不足が懸念される中、最先端の介護技術などを紹介してイメージアップを図る。
 県によると、2017年度の県内の要支援・要介護認定者数は約9万5千人で、25年度には約10万3千人に増加する見通し。同年度の介護職員は約3万3千人が必要と試算するが、約3千人が不足すると予測している。
 県は介護職について「きつい、古くさいというイメージがあり敬遠されている」とみる。啓発イベントでは介護に対する良くないイメージを払拭(ふっしょく)しようと、先端技術を活用した車いすや介護機器を展示。介護に関する相談コーナーや仮想現実(VR)の技術を用いた認知症体験(事前申し込みが必要)、漫才コンビ・レギュラーの講演もある。問い合わせは県社会福祉協議会(電095.846.8656)。

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