佐世保市中心部 自衛隊員が行進 地区労、武器携行に抗議

小銃を携行して行進する水陸機動団の隊員=佐世保市島瀬町

 1日の自衛隊記念日の関連行事として、佐世保市内を拠点とする陸上自衛隊、海上自衛隊の隊員と米海軍佐世保基地の隊員計約330人が4日、同市中心部のアーケードを行進した。
 陸自からは水陸機動団約200人が参加し、弾を装塡(そうてん)していない小銃を携行。国旗を振るなどして激励する市民がいる一方、佐世保地区労などの約70人はアーケード内の公園で武器携行への抗議集会を開いた。
 開始式では北村誠吾地方創生担当相が「佐世保と基地は共存共栄。国内外の平和と安全保障のため貢献してほしい」と述べた。
 自衛隊員の行進は市民に理解を深めてもらおうと2002年から実施。今年は17年以来2年ぶりの開催となった。

© 株式会社長崎新聞社