9月の熱中症搬送 長崎県内128人過去最多

 長崎県は2日、9月の県内の熱中症による救急搬送状況の速報値を発表。搬送者は現在の調査を開始した2011年以降、過去最多となる128人(前年同期比71人増)で、熱中症による死者はいなかった。県消防保安室は「2週目だけで78人が搬送された。その期間に気温が高い日が多かったことなどが要因の一つ」としている。
 搬送者の症状の内訳は、重症3人、中等症49人、軽症76人。年齢別では75歳以上が38人で最多、40歳以上65歳未満が30人、65歳以上75歳未満が23人と続いた。
 5月から9月までの搬送者は、過去最多だった昨年から455人減の738人だった。

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