V長崎選手らファンと交流 J1昇格へ健闘誓う 長崎市、初の応援イベント

V長崎の選手とサッカーを楽しむ子どもたち=長崎市、長崎大総合体育館

 サッカーJ2のV・ファーレン長崎を応援しようと、長崎市は23日、長崎市文教町の長崎大文教キャンパスで応援イベントを開き、約2千人がサッカー教室やトークショーなどで選手と触れ合った。
 V長崎の親会社ジャパネットホールディングスは長崎市内にホームスタジアム建設を計画中で、2023年開設を目指している。同市がV長崎の応援イベントを開くのは初めて。
 イベントでは、V長崎の高田明社長と田上富久市長が対談。市長は「市中心部に魅力的な場所が生まれる。盛り上げていくために知恵を出し合いたい」と語った。高田社長は「県民のチームという意識を持ってほしい。ぜひスタジアムで応援して」と呼び掛けた。
 サッカー体験教室では、子どもたちが年齢別に分かれ、選手やコーチらの指導を受けながら楽しんだ。参加した同市立矢上小4年の東尊(たける)君(9)は「きつかったけど楽しかった。選手たちはかっこよかった」と喜んでいた。
 選手を交えたトークショーなどもあった。南島原市出身の吉岡雅和選手(24)は「多くの人が応援してくれている。身を引き締めないといけない」。長崎市出身の鹿山拓真選手(23)は「自分の子どものころを思い出し、頑張ろうと思った」とJ1昇格を目指す終盤戦に向けて健闘を誓った。

対談する高田社長(左)と田上市長=長崎市、長崎大中部講堂

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