郷土色豊か招き猫ずらり 来月14日まで「しまばら水屋敷」など

さまざまな表情の招き猫と石川さん=島原市、しまばら水屋敷

 全国各地のさまざまな招き猫を展示する「来る福招き猫まつり」(実行委主催)が、古民家を利用した長崎県島原市万町の喫茶店「しまばら水屋敷」を主会場に開かれている。10月14日まで。
 「9(来る)29(福)」の語呂合わせで「招き猫の日」になっている9月29日前後に、1997年から毎年開催。水屋敷を営む石川俊男さん(55)の招き猫コレクションを中心に展示している。
 水屋敷では千点以上を展示。愛知県の常滑焼、瀬戸焼をはじめとする焼き物、和紙の張り子などさまざま。長崎市の古賀人形など郷土色豊かな全国各地の作品が所狭しと並ぶ。一部は販売もしている。
 石川さんは雲仙・普賢岳噴火災害で将来に不安を感じていたとき、長崎で見た招き猫の表情に癒やされて収集を始めた。「秋の城下町を散策して島原を知ってもらうきっかけになれば」と話している。
 周辺の店頭13カ所にも55点を展示している。水屋敷の入場は飲食メニューの注文が必要。

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