島原城〝七つの謎〟探る 親子連れらクイズラリー

ボランティアガイドの案内を受けながら謎スポットを巡る参加者=島原城

 島原城を散策し、歴史や魅力を学ぶクイズラリー「島原城の七不思議 ぼくらは忍者探検隊」が21日、長崎県島原市城内1丁目の同城であった。親子らが、かつて存在していた「廊下橋」など城の謎を探った。
 2024年の島原城築城400年記念事業の一環で、同事業実行委主催。参加した市民ら約170人が7班に分かれ、島原観光ボランティアガイドらの案内を受けながら、本丸にある鏡石や井戸など七つの謎スポットを巡った。
 二の丸と本丸の間に渡されていた廊下橋付近では、ガイドが「本丸に進む唯一の出入り口。壊しやすい構造で敵襲時は簡単に遮断できた」などと解説した。かつての出入り口の先には、2メートル程度あるという鏡石。「城主の権威を見せつけるため目立つ場所に配置した」と紹介。このほか、抜け道だった可能性がある「本丸の井戸」を巡るなど、クイズ形式で学んだ。
 市立第一中1年の内川悠平さん(12)は「何度も来たことがあったが廊下橋は知らなかった。考えた人はすごい」と話した。

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