南島原市 移住促進へ 動画でアピール

南島原市が移住促進に向けて制作したPR動画の一場面

 長崎県南島原市は市内への移住促進を図るため、南島原の魅力を伝えるプロモーション動画(約6分)を初めて制作した。動画投稿サイトのユーチューブで公開している。市のホームページからも閲覧できる。
 キャッチコピーは「ここには、移り住む人を迎え入れる土壌があります」。動画では、子育て支援や教育・居住環境などを紹介し、先輩移住者男女計4人のインタビューを収録。このほか、市が制作し、南島原を舞台にしたストーリー仕立てのショートフィルム「夢」(2017年)、「記憶の灯(あかし)」(19年)の主演俳優、長谷川大さん(28)が南島原への思いを語っている。
 また、世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産、原城跡(南有馬町)や「日本の棚田百選」に認定されている谷水棚田(同)、瀬詰崎灯台(口之津町)の映像や画像を通して、風光明媚(めいび)で歴史ある地域だということを伝えている。
 11月15日から1泊2日の日程で「起業・創業」をテーマに移住体験ツアーも実施。先輩移住者との交流会や空き家バンクの登録物件の見学なども予定している。
 市地域づくり課定住移住班の荒木智さん(37)は「PR動画を見て関心を持った方はツアーにも参加してほしい。不安を少しでも和らげ、移住へのきっかけになれば」と話している。
 問い合わせは同班(電0957.73.6631)。

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