拳銃問題の再発防止 米軍基地に申し入れ 佐藤外務副大臣が来保

山口副市長と面会する佐藤外務副大臣=佐世保市役所

 佐世保市内で米海軍佐世保基地に絡み拳銃の扱いを巡る問題が相次いだことを受け、佐藤正久外務副大臣は21日、山口智久副市長を訪ね、基地のブラッド・ストーリングス司令官に対して再発防止を申し入れたと明らかにした。
 佐藤氏は20日にストーリングス司令官と面会し、「原因が分かり次第、市にも伝えるという言葉があった」と山口副市長に説明した。米軍基地施設なども視察し、「米軍基地の存在が市に大きな負担をかけているとあらためて認識した。負担軽減に努める」と述べた。
 山口副市長は「一つ間違えると大きな事態を引き起こす恐れがあり、市民は動揺、不安を感じた。(国として)しかるべき対応をしてほしい」と求めた。
 会談は冒頭を除き、非公開。会談後、佐藤氏は報道陣に「原因が分かった段階で、同じように(関係機関に)再発防止のアクションを起こしたい」と述べた。

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