写真や絵で原爆の惨状伝える パネル展・諫早

原爆直後の長崎の写真と絵が並ぶパネル展=諫早市立諫早図書館

 広島、長崎原爆の被害状況を写真や絵で伝える原爆パネル展が諫早市東小路町の市立諫早図書館で開かれている。11日まで(月曜休館)。
 平和への関心を高めてもらおうと市が毎年、市内数カ所で巡回開催している。原爆投下までの経過や原爆の仕組み、人体に及ぼす影響などをパネル約40点で説明。焼け野原と化した爆心地近くの写真や大やけどを負った少年の写真などを通し、当時の惨状を生々しく伝えている。
 市立飯盛東小児童と市立西諫早中生徒らが折り鶴で作ったオブジェも展示。市が収集した戦争、被爆体験記も閲覧できる。市は引き続き、聞き取りを希望する戦争体験者や被爆者を募集している。
 同展は▽西諫早公民館(8月14~21日)▽小長井文化ホール(同23日~9月1日)-でも開く。被爆者の講話などがある「平和のつどい」は9日午後6時、宇都町の健康福祉センターで開かれる。無料。

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