ソマリア沖初派遣 陸自大村隊員帰国 75人、海賊対策を支援

任務を終え帰国した隊員たち=大村市、陸自大村駐屯地

 アフリカ東部ソマリア沖の海賊対策支援要員として派遣されていた、陸上自衛隊第4師団第16普通科連隊(大村市)を中心とした約75人が22日、任務を終え約半年ぶりに帰国した。
 同師団司令部によると、大村駐屯地の部隊がソマリア沖の海賊対策に派遣されるのは初めて。隊員らは1月下旬からの約6カ月間、アフリカ・ジブチの空港に設けられた海賊対策の活動拠点で、警備や維持、管理に当たった。
 同市西乾馬場町の同駐屯地では、隊員や家族らが出迎えた。任務完了報告式で本松敬史西部方面総監は「今回の経験やノウハウは貴重な財産になる。異国の地で国の代表として任務を完遂したことに誇りを持ってほしい」とねぎらった。
 帰国した大町祐介警衛隊長は「日本の代表として恥ずかしくないような言動を心掛けた。久々に家族の顔を見ることができて安心した」と話した。

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