波佐見焼の新作ずらり 組合が夏季展示販売会

窯元が提案する食卓のコーナーを設けた夏季展示販売会=波佐見町

 波佐見焼の窯元でつくる波佐見陶磁器工業協同組合(松尾慶一理事長、41社)の夏季展示販売会は18、19の両日、長崎県東彼波佐見町井石郷の同組合会館であった。
 町内や佐賀県有田町など肥前地区の卸商社や小売業向けの新作発表の場として毎年開いている。組合に加盟する22社が皿やカップなどを展示。2日間で約220社が来場した。
 窯元が各自の商品を使って食卓をコーディネートするコーナーを新設。テーブルコーディネーターの田中ゆかりさんが助言し、11社がさまざまなテーマで提案。訪れた業者は気に入ったテーブルにワッペンを貼り“投票”をしていた。組合の木下勇副理事長は「商品を作るだけでなく、見せる意識が広がることを期待している」と話した。

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