繊細!ギターの紙細工 平戸・雪竹さん作品展

 若いころ夢中になったギターをペーパークラフト(紙細工)で表現した長崎平戸市木引田町の無職、雪竹正信さん(63)の作品展が同町の十八銀行平戸支店(馬渡勇一支店長)ロビーで開かれている。31日まで。
 中学時代から20歳ごろまで、地元の友人とバンドを組みギターを担当した雪竹さん。会社を退職した約3年前、インターネットで見たギターの紙細工に関心を持ち、1ミリ単位で切ったり折ったりする繊細な作業に作る喜びを感じたという。
 気に入ったギター用の型紙をダウンロードして縮小し、切り張りする。背景用の型紙などと組み合わせて完成させる。6月まで近くの喫茶店に展示しており、見掛けた同店の行員が作品展を提案した。
 会場には、地元の海水浴場にカラフルなギターが並んだ夏の光景をイメージした作品や、ギターのボディーを平戸の伝統民芸品の凧(たこ)「鬼洋蝶(おにようちょう)」デザインに仕上げた作品、ドラムセットなど計14点が並ぶ。雪竹さんは「手先を使う作業は認知症予防に役立つ。お年寄りにもぜひ見てほしい」と話している。

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