どろんこ カエルに悲鳴 川棚特支と小串小が田植え

田植えに取り組む子どもたち=川棚町小串郷

 長崎県東彼川棚町小串郷にある町立小串小と県立川棚特別支援学校小学部の5年生計45人は26日、交流田植えに取り組み、どろんこになりながら苗を植えた。
 30年ほど前から続く恒例行事。住民が両校に近い約40平方メートルの水田を提供している。12月には収穫した米を使って全校児童で餅つきをする。
 同郷の農業、堀田一徳さん(69)が「鉛筆を握るように苗を持ち、真っすぐ植えよう」とアドバイス。老人会のお年寄りも指導に加わった。
 子どもたちは恐る恐る足を踏み入れ、泥の感触にはしゃぎながら熱心に田植え。バランスを崩して泥まみれになったり、カエルに悲鳴を上げたりして楽しんでいた。小串小の山口真平君(10)は「汚れたけど米作りの大変さを学べた」と話した。

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