行政相談の取り組みに協力 諫早・飯盛西小に感謝状

石田さん(左)から感謝状を受け取る早田校長=諌早市立飯盛西小

 市民から行政サービスに関する苦情や意見、要望の相談を受け付けるなど、役所との懸け橋となる行政相談委員。この取り組みに長年協力したとして、全国行政相談委員連合協議会(全相協)は長崎県諫早市飯盛町の市立飯盛西小(早田雅彦校長、64人)を表彰した。

 総務省長崎行政監視行政相談センターは、制度の普及やPRを目的に県内各地の行政相談委員と共に県内の小中高校や大学などを訪問する「出前教室」を昨年度は15カ所で開催。同校では2011年度から公民の授業の一環として、6年生を対象に毎年開いている。

 16年度に開いた教室後のアンケートがきっかけとなり、校区内の道路の歩道が広がった例もある。県内団体の感謝状受賞は4例目で、小学校では初めて。

 20日に同校校長室であった贈呈式で、行政相談委員の石田美津子さん(62)から、早田校長に感謝状が渡された。石田さんは「子どものころから制度を学び、地域をより良くする心を育くんでもらいたい。これまでの協力に大変感謝しています」と話した。

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