「周囲の支えに感謝」平戸の中山さん7連覇 日本ベテランズ国際柔道

日本ベテランズ国際柔道大会60~66キロ以下級で通算7連覇を果たした中山さん=平戸市岩の上町

 5月に福井県であった「2019年日本ベテランズ国際柔道大会」(国際柔道連盟主催)40~44歳60~66キロ以下級で、平戸市岩の上町の整骨院長、中山直秀さん(42)が優勝。35~39歳のクラスから通算すると7連覇の快挙となった。
 中山さんは、例年より半月ほど早い3月上旬からランニングやゴムチューブを引っ張るイメージトレーニングに取り組んだほか、佐世保市の知人が開く道場などの協力を得て、技を磨く乱取りに励んだ。妻の知香さん(32)は、加齢による体力の衰えなどを練習後のストレッチでケアした。
 3歳から柔道を始めた中山さんは、佐世保実業高3年の時に九州大会で8強入り。一時期、競技から遠ざかったが09年にベテランズ国際柔道大会の前身である国際柔道大会に初出場し優勝。13年からはベテランズ大会に出場し連覇を続けている。
 当日は国内外から約600人が出場し、9人が競った同級。昨年は対戦相手に得意の背負い投げを研究され苦戦した経験を糧に、内股などの足技や絞め技を積極的に取り入れ、4試合すべて一本勝ちした。
 中山さんは「連覇よりも周囲の支えで戦えることに感謝したい。来年も出場し、自らの挑戦を楽しみたい」と力を込めた。

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