2020年度公立学校採用試験 教員志願倍率 2.9倍 長崎県教委発表 1998年度以降最低

 長崎県教委は14日、2020年度の公立学校教員採用試験の志願状況を発表した。志願者数は1199人で統計が残る1980年度以降最少。採用予定者数420人に対する志願倍率は2.9倍で、志願倍率を公表するようになった98年度以降最低だった前年度をさらに0.4ポイント下回った。
 前年度と同じ採用予定者数に対して、志願者は166人減少。志願者のうち新卒者の割合は32.4%だった。新設した小学校教諭の離島教育特別枠(4人)には17人が応募。初めて人数を明記した障害者採用枠(20人)には2人が申し込んだ。
 学校別の志願者数と倍率は小学校が329人で1.5倍(前年度比0.3ポイント減)、中学校は341人で4.3倍(同1.6ポイント減)、高校は309人で6.2倍(同0.5ポイント減)でいずれも減少。特別支援学校は107人で2.4倍(同0.4ポイント増)、養護教諭は113人で4.5倍(同0.9ポイント増)と増加した。

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