県立大は11日、長崎県佐世保市川下町の同大佐世保校で県内高校の進路指導担当者らを招いた入試連絡会を開き、2020年度の入学者選抜要項を説明した。経営学科でアドミッション・オフィス(AO)入試を導入。全学部で外国人留学生の渡日前入試を初めて導入する。
入試制度への理解を深めようと、県立大と県高等学校進学指導研究協議会が毎年開いている。約100人が参加した。
県立大によると、経営学科のAO入試は「学修、研究したい地域課題が明確で、高校時代にその課題に関わった経験を持ち、それを仕事に結び付けようとしていること」などが出願要件。志望理由書、活動リポートなどの出願書類と、小論文、面接、大学入試センター試験の結果を総合して選抜する。募集人員は県内6、県外4の計10人。AO入試の導入に伴い、会計や税法を学ぶアカウンティングコース(募集人員10人)は廃止する。
渡日前入試は経営と地域創造学部は11月16日、国際社会と情報システム、看護栄養学部は11月23日、いずれもベトナム・ダナン市で実施する。