長崎県長崎市上西山町の諏訪神社で4日、新天皇の即位を奉祝する行事が開かれた。市民ら約800人が参加し新時代の安寧を祈念した。
諏訪神社の氏子でつくる実行委員会(高橋市郎委員長)主催。世界平和を祈る神楽「浦安の舞」で始まり、小学生から90代までの市民100人が「君が代」を斉唱。諏訪幼稚園の園児は「日の丸の旗」などをかわいらしく歌い上げた。奉祝の舞や曲芸が披露された後、これまでの「歌会始の儀」で詠まれた歌を紹介し、新天皇の歩みを振り返った。書道家、秋田光鵞さんが「令和」を力強く揮毫(きごう)し、万歳三唱で締めくくった。
大村市須田ノ木町の西武勉さん(79)は「令和も戦争のない平和な時代が続いてほしい」、長崎市南山手町の金気奈々美さん(26)は「希望を持って新しい時代を迎えられた。新天皇には日本全体を明るく包み込むよう見守ってほしい」と話した。