シーボルトゆかり 独ビュルツブルク副市長ら表敬訪問

歓迎への謝意を伝えるバウアー副市長(右)=長崎市役所

 シーボルトの生誕地、ドイツ・ビュルツブルク市のアドルフ・バウアー副市長らが23日、長崎市役所を訪ね、田上富久市長にあいさつした。
 一行は、大津市との姉妹都市提携40周年記念事業に参加のため来日。2013年に「市民友好都市」となった長崎市との交流も深めようと足を延ばし、シーボルト記念館や長崎原爆資料館を見学した。
 田上市長は「ビュルツブルク市の市長は6年の間に2度も平和祈念式典にきていただいた。私もぜひまたビュルツブルク市を訪れたい」と話した。
 バウアー副市長は、シーボルトが縁で長崎市と交流が続いているとして「互いに戦災を受けた町。さまざまな分野で意見を交わし、二度と戦争が起きないように協力していくことが重要」と語った。

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