長崎県平戸市の木引田町商店街振興組合(鴨川裕之理事長)が、同商店街の情報を英、中、韓の3カ国語で紹介する取り組みを始めた。同商店街の計4カ所に設置した観光案内板のQRコードをスマートフォンで読み込む仕組み。外国人観光客の利便性を高め、誘客につなげる。
平戸城に近い同商店街では、城下町の趣を感じさせる店舗外装が訪日客に人気の半面、各店がどんなサービスを取り扱っているか外国人には分かりにくいという指摘が多かったという。設置には市や県の補助金を活用した。
木製案内板(縦30センチ、横78センチ)のQRコードにスマートフォンをかざすと、専用のウェブページに接続する。利用者がいずれかの言語を選択する仕組み。各店舗の業態や営業時間、室町時代から続く商店街の歴史などを紹介している。
同組合は今後、対応言語を増やすことや、視覚障害者向けの音声ガイド機能を加えることも検討する。田中泰三専務理事(44)は「生き残りのため、商店街一丸で外国人への対応力も底上げしたい」と話した。
QRコードの観光案内板設置 3カ国語で店舗情報紹介 平戸・木引田町商店街
- Published
- 2019/03/26 00:19 (JST)
- Updated
- 2019/03/26 11:56 (JST)
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