陸自崎辺分屯地26日開設予定 水陸両用車を搬入

 佐世保市崎辺町に開設する陸上自衛隊崎辺分屯地(仮称)に配備される水陸両用車3両が、14日深夜から15日未明にかけ、トレーラーで搬入された。15日深夜から16日未明にかけても2両を運ぶ予定。

 水陸両用車は、水陸機動団の戦闘上陸大隊が運用する。機動団によると、最初の1両を載せたトレーラーは14日午後10時50分ごろ、相浦駐屯地を出発した。残りの2両も間隔をあけ、SSKバイパスなど一般道を通って分屯地に搬入。15日午前1時45分ごろまでに運び終えた。

 走行経路の安全確認のため、トレーラーの前後には車両を配置。隊員を交差点や見通しが悪いカーブなどに置く対策も取った。トラブルや住民からの苦情はなかったという。

 分屯地は26日に開設する予定。8両体制で運用を始め、操縦訓練や空包を使った射撃訓練を週に3日程度する見通し。

トレーラーで運ばれる水陸両用車=14日午後11時54分、佐世保市天神4丁目

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