農林水産省動物検疫所は17日、佐世保市干尽町の佐世保港国際ターミナルで、口蹄疫(こうていえき)やアフリカ豚コレラの国内侵入対策の一環として、国際クルーズ船の検疫で、検疫探知犬を使った探知活動をした。県内で初めての取り組み。
動物検疫所門司支所長崎空港出張所によると、佐世保港は1月22日、家畜伝染病予防法に基づく指定港になり、肉製品の携帯品の持ち込み、持ち出しができるようになった。一方、中国など持ち込み、持ち出しが原則禁止されている国もあり、入国者らに正しい知識を持ってもらおうと取り組んだ。
この日は、中国からクルーズ船「チャイニーズ・タイシャン」が入港。福岡空港に配備されているビーグル犬のタンク(雄、7歳)が、乗客約970人の一部を検疫。その後、乗客らと写真撮影するなどし、肉製品の持ち込みができないことを広報した。
検疫所の伊藤和夫所長は「日本の生産者を守るため、検疫を強化したい」と話した。
くんくん 禁輸嗅ぎ分け 探知犬が検疫PR
- Published
- 2019/02/19 16:00 (JST)
- Updated
- 2019/02/19 16:28 (JST)
© 株式会社長崎新聞社