シンガポール揚陸艦が入港 佐世保、8日出港

 シンガポール海軍の揚陸艦「エンデバー」(6千トン)が4日、佐世保に入港した。佐世保市干尽町の倉島岸壁で歓迎行事があり、海上自衛隊の隊員ら約130人が出迎えた。8日に出港予定。
 同国海軍の艦船が日本に入るのは18回目で、佐世保寄港は昨年8月以来4回目。士官候補生75人などが乗り組んでおり、練習航海と親善が目的。海自護衛艦「すずつき」の隊員と、艦艇の相互訪問やスポーツ交流を実施。8日は、九州西方海域ですずつきと通信訓練に取り組む。
 菊地聡・佐世保地方総監は「海自に対する理解と親交を深め、友好関係が発展することを願っている」と歓迎。エンデバー艦長のテオ・スィー・ピュー中佐は「シンガポール海軍と海自の関係は2国間の防衛で非常に大切。友情を深め、文化を理解することは、士官候補生のキャリアでも重要になる」と述べた。

入港したシンガポール海軍揚陸艦の乗組員ら=佐世保市、倉島岸壁

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