長崎県雲仙市千々石町の県道北野千々石線にある千々石第一トンネルに25日、対向車の接近を知らせる電光掲示板が設置された。県島原振興局によると、同様の掲示板は県内で初めて。
同トンネルは延長186メートル、幅員3・7メートル。トンネル内での離合が難しい上、カーブして見通しが悪く、対向車の進入に気付きにくかった。同県道は旧小濱鉄道の線路があった場所で、曲がりくねった細道が続き、地元では「汽車道」と呼ばれている。
電光掲示板はトンネルの千々石側にあり、小浜方面からの車の接近を約200メートル先のセンサーで感知して「対向車接近中」の文字を表示する。県が昨年末から現地調査を開始し、総事業費は約1500万円。
同振興局道路第一課は、「ドライバーの不安解消や交通安全の助けになれば。譲り合い運転にご協力を」と呼び掛けている。
「対向車接近中」〝汽車道〟に電光掲示板 雲仙・千々石トンネル
- Published
- 2018/12/26 00:22 (JST)
- Updated
- 2018/12/27 00:10 (JST)
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