掃海艇うくしま一般公開 操舵室「格好よかった」

 海上自衛隊下関基地隊(山口県下関市)配備の掃海艇うくしま(今西正博艇長)の一般公開が8、9の両日、長崎県壱岐市石田町の印通寺(いんどうじ)港ターミナル対岸であった。
 うくしま(全長54.0メートル、最大幅9.4メートル)は2003年3月就役。五島列島の宇久島に由来する。主に関門海峡近海で活動している。機雷が反応しないよう、船体は木製。エンジンや機器類はアルミ合金などを使用し、磁気を帯びない造りになっている。
 海自の広報活動の一環として一般公開し、訪れた市民らを関係者が案内。海底に沈んだり、海中に浮いたりしている機雷を機雷処分具で処理する方法や、甲板前方に装備された20ミリ機関砲などを説明した。
 市立石田幼稚園の松田侑槻(ゆづき)ちゃん(6)は「(操舵(そうだ)室の中が)格好よかった。船長になりたいと思った」と話した。

艇長席に座る子ども=うくしま内

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