海自護衛艦乗組員 屋久島沖で転落か 佐世保母港「こんごう」

 海上自衛隊佐世保地方総監部は30日、佐世保が母港の護衛艦「こんごう」の男性乗組員1人が、同日未明から明け方にかけ、鹿児島県・屋久島の南100キロ付近で行方不明になったことを発表した。何らかの原因で転落したとみて捜索している。
 総監部などによると、行方不明になっているのは40代の1等海曹。午前5時20分ごろ、艦内の食堂にいる姿を同僚が目撃した。しかし午前8時20分ごろの点呼の際にいなくなっていることに気付いた。
 こんごうは訓練海域に向かうため、航行中だったという。海自の護衛艦3隻と航空機3機、海上保安庁の巡視船2隻が捜索をしている。

© 株式会社長崎新聞社