ラッピング航空機 「HASAMI号」運航開始

 ソラシドエア(宮崎市、高橋宏輔社長)は9日から、長崎県東彼波佐見町をPRするラッピング航空機「陶器のまち HASAMI号」の運航を始めた。全路線で1年間使う。長崎空港(大村市)で就航記念イベントがあり、関係者らが第1便の出発を祝った。
 九州・沖縄の地方自治体と展開する「空で街と恋をする 空恋プロジェクト」の一環。これまで23自治体が参加。県内では大村市、南島原市に続き3例目。県立波佐見高美術・工芸科の生徒に公募した29点から3年生の中尾百花さん(17)のデザインを選んだ。
 記念式典で一瀬政太町長は「観光客が増加している本町が本格的に全国に売り出す、まさに“離陸”のタイミング。多くの人に足を運んでもらうことを期待している」とあいさつ。関係者らでテープカットした後、第1便となる羽田行きが出発。中尾さんは「たくさんの人に見てほしい」と声を弾ませた。

テープカットし、HASAMI号の就航を祝う関係者=長崎空港

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