戦没者悼み 平和を誓う 長崎市追悼式、420人参列

 長崎市戦没者追悼式が1日、同市平野町の市平和会館であった。遺族ら約420人が参列し、太平洋戦争などで亡くなった1万4941人を悼んだ。
 県戦没者慰霊奉賛会長崎支部(支部長・田上富久市長)主催。遺族を代表して三浦良子さん(77)、山下憲史さん(75)、山下さんの孫の山口愛翔(まなと)さん(14)=海星中2年=、浅田真穂さん(15)=市立長崎中3年=の4人が献花した。
 市連合遺族会の梅本孝行会長は「戦争のこの苦しみをもう、だれにも味わわせてはいけない」と追悼の辞。式典後、浅田さんは「曽祖父は、周囲から慕われる人だったと聞いている。安らかに眠ってほしい」、山口さんは「今の平和を続けていくことが大切」と話した。

献花する遺族代表=長崎市平和会館ホール

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