西彼長与町で殉国者追悼式 500余柱の冥福祈る

 長崎県西彼長与町の殉国者追悼式が27日、長与町吉無田郷の長与町民文化ホールであり、遺族ら約300人が出席。太平洋戦争などで亡くなった500余柱の冥福を祈った。

 長与町殉国慰霊奉賛会(会長・吉田慎一町長)が開いた。遺族や町民らが献花し、黙とう。吉田会長は「戦没者の方々の尊い犠牲の上に今日のわが国がある。心豊かな平和社会実現のため全力を尽くす」と式辞を述べた。

 遺族を代表し町遺族会の河内彬会長が「二度とあの忌まわしい歴史を繰り返すことがないよう、後世に語り継ぐことが使命」などと謝辞を述べた。

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