幕末から明治初期の出来事を描いた浮世絵版画「錦絵」を集めた「錦絵に見る明治維新前後展」が、長崎市平野町の市歴史民俗資料館で開かれている。12月9日まで。
明治維新150年を記念して企画。錦絵は多色刷りの浮世絵版画で、明治時代の新聞に多く掲載され、現代の写真の役割を果たしていた。
会場には明治期に活躍した浮世絵師の大蘇芳年や豊原国周らの作品など約100点を展示。西南戦争(1877年)を歌舞伎に見立てて描いたものもある。ペリー艦隊来航や戊辰(ぼしん)戦争、日清戦争などを経て、幕末に西洋諸国と結んだ不平等条約の改正へと進む歴史を錦絵で概観できる。
世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産になっている長崎市内8施設を説明するパネルも併せて展示した。
開館時間は午前9時から午後5時(入館は午後4時半まで)。月曜休館。無料。
幕末から明治初期錦絵で概観 市歴史民俗資料館企画展
- Published
- 2018/10/23 00:13 (JST)
- Updated
- 2018/12/11 12:53 (JST)
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