交通事故に気を付けて 児童、特別養護老人ホームに手紙届ける

 高齢者に交通事故に気を付けてもらおうと、長崎市竿浦町の市立南陽小(大久保通孝校長、297人)の児童が12日、同町の特別養護老人ホーム喜楽苑の利用者に、事故防止を呼び掛ける手紙を手渡した。
 児童は9月、大浦署員の指導を受けて学校で手紙をしたためた。この日は4年生65人が施設を訪問。「長生きしてください」と声を掛けながら、お年寄りに手紙を直接手渡した。下原唯愛(ゆい)さん(9)は「手紙を読んでおじいちゃん、おばあちゃんが交通事故に遭わないように気を付けてほしい」と願っていた。
 手紙を受け取った利用者の田代順造さん(87)は「ありがたかった。元気をもらった」と笑顔だった。

利用者に手紙を手渡す児童たち=長崎市、特別養護老人ホーム喜楽苑

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